「光る壁画」を読んだ

 先日、人生初のバリウムによる胃がん検査を受けた。噂どおりの飲みづらさだった。検査はゴロンゴロンのグルングルンな感じだった。おまけに下剤でお腹がギュルギュルになったし。出来ればもう二度と受けたくないと思った(無理なんだろうけど)。

 そのままの勢いで胃カメラについて調べてみた。そして、吉村昭氏の小説「光る壁画」に行き着いた。

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 胃カメラ開発の小説。

 この本で、胃カメラを開発したのが日本人だと知った。

 小さいフィルムが必要、食道を傷つけない細い管が必要、超至近距離で撮るためのレンズが必要、明るくて小さくて何度も使える電球が必要・・・・。

 スモール、スモール、ひたすらスモールな世界が展開される。

 困難につぐ困難を乗り越える姿は感服しました。