天城越え(1983)

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正直、松本清張の作品はあまり好きではない。偏見かもしれないが、やたらと不倫する人物が出てくるイメージがある。そういう作品は好きではないからだ。それでもたまに松本清張にしかない魅力もあるので、たまに見たくなる。

レンタルショップで松本清張のコーナーを見つけたので、この「天城越え」を借りてきた。

この作品を選んだ理由は、パッケージが綺麗だったのと、あらすじを読むと不倫が無さそうだからだ。作品内容に関してはいっさいの予備知識無しで視聴した。

 

あらすじ

静岡で印刷屋を営む小野寺のもとに、刑事の田島が訪れる。田島は刑事調書の印刷を小野寺に依頼するが、その調書の中に「天城山の土工殺し事件」に関するものがあり小野寺はショックを受ける。この事件は小野寺が少年の時に関わりがあった事件だからだ。小野寺の脳裏に十四歳の時の事が思い浮かぶ。天城峠を歩いた事、ハナという女郎と出会った事、そして…………。

 

感想

感動した!場面一つ一つが素晴らしい。最期に物語の全体像が現れた時、思わず目元を押さえてしまった。

主演の田中裕子と伊藤洋一も良い演技をしていた。特に田中裕子は良い。今までノーチェックの女優だったが、他の作品も見てみたいと思った。

また脇を固める、加藤剛、渡瀬恒彦、吉行和子といったベテラン勢も良かった。

しかし、深く考えずに仕事に行く前に見てしまったが、それだけは後悔している。心にズシンと重いものを感じながら仕事に行く羽目になってしまった。

 あと、主人公の母親が不倫をしていた点については、やはり松本清張だなとおもった。