幕末史

幕末の徳川幕府に対する基本認識

幕末の徳川幕府に対する基本認識 昨今の幕末史では幕府側の再評価が活発のようだ。それに対し尊皇攘夷を掲げて反幕運動を行った薩長側の評価が相対的に落ちている。 幕府の政策については開明的な部分も多くもっと評価されるべきだと私も思っている。外交に…

小栗忠順という人物についてちょっと思ったこと その2

6、組織内の折衝西郷・大久保は、倒幕に消極的な薩摩藩を倒幕へ誘導した。ただし人物への好悪が激しい西郷は、島津久光に「地五郎」などと暴言を吐き組織の不調和を生じさせるようなこともしている。小栗は、京都の敗戦から逃げてきた徳川慶喜に主戦論を述…

小栗忠順という人物についてちょっと思ったこと その1

1、はじめに小栗忠順という人物は、幕末に勘定奉行、外国奉行などを歴任し、徳川家を支えた人物である。最近、色んな所で再評価されている人物だ。私も興味を持ち何冊か小栗関係の本を読んでみている。その中の一冊で、佐藤雅美氏の「覚悟の人 小栗上野介忠…